栗は英語ではマロン・・・ではないんです。私はてっきり「マロン」だと思っていたので衝撃でした!
では英語では栗は何というのか?マロンは何語なのか?調べてみました。
栗は英語で言うと「マロン」ではなかった
栗を英語で言うと「chestnut」です。読み方は「チェストナット」。そう「マロン」じゃないんです!
日本で使われている「マロン」は実は和製英語なんです。つまり、日本で作られた英語っぽい言葉です。
マロンの由来は英語ではなくフランス語です。マロングラッセから「マロン」となった説が有力です。
ずっと英語だと思っていたのでビックリしました。チェストナットは、私は聞いたことありませんでした。
ちなみに英語でも「マロン」という言葉はあります。マロンの綴りは「Marron」。
英語でマロンの意味はなんとザリガニ!食用ザリガニの一種で養殖までされているのだとか。
日本語では栗、英語ではザリガニなんて、全く違う意味ですね。これまたビックリでした。
マロンはフランス語でした
マロンの語源はフランス語です。フランス語で栗は「chataigne(シャテーニュ)」と言います。
シャテーニュとマロンの違いは、中に入っている実の数です。
イガの中に2~3個の実が入っている栗のことを「シャテーニュ」、イガの中に1個の実が入っている栗を「マロン」と言います。
日本人にとって馴染みのある栗は「シャテーニュ」の方ですね。
トチノキ科のマロニエ(marronier)という木になる実がマロンです。大きくて丸っこいのが特徴です。
(続き)『樹木大図説』によるとセイヨウトチノキ(トチノキ科)。詩人西条八十の「巴里の屋根の下」に「鐘は鳴る、鐘は鳴る、マロニエの並木みち」と詠われたセイヨウトチノキの別名で憧れの樹、マロニエです。実は栗に似ていますね! pic.twitter.com/RONTg8rAIu
— 緑と水の市民カレッジ (@college10) September 13, 2013
Twitterの画像がフランスのマロンです。日本人としては馴染みがなく、栗とは違うものに見えますね。
日本ではトチノキ科のマロニエが少なかったため、栗を代用して使ったため「栗=マロン」となっていったというのが有力な説です。
そのマロンを使ったフランスのお菓子が「マロングラッセ」です。日本語のマロンは、フランスのマロングラッセが由来となったされています。
モンブランも英語ではなかった
栗を使ったケーキである「モンブラン」。モンブランも英語ではなくフランス語なんです。
モンブランはフランス語で「白い山」という意味です。スペルは「Mont Blanc」。アルプス山脈にある山なんですよ。
ケーキのモンブランの形が山に似せて作ったことから「モンブラン」と呼ばれています。
東京の洋菓子屋さん「モンブラン」が日本発祥です。日本人に馴染みがある栗の甘露煮を用いて作られました。
クリームの色が黄色のモンブランってありますよね?黄色のモンブランが日本で広まり、やがて今馴染みのある茶色のモンブランも普及していきました。
黄色のモンブランは日本特有のものなんです。今ではさつまいもやかぼちゃ、抹茶、いちごなど使ったモンブランも登場しています。